『ショーは終っテンノー』
『昭和・平成・非国民運動』
『戦後50年100の肖像』
『全共闘経験の現在』
『日の丸君が代じかけの天皇制』
『無党派運動の思想』
天野恵一(パンフレット・エディター)
私は、積極的に自称する肩書きは、パンフレット・エディターのみである。実に大量のパンフレットの編集をしてきたし、し続けている。貝原浩との交流は、そのパンフレット編集を媒介に積みあげられてきた。反天皇制運動連絡会のパンフレットが、その中でも最多だったと思う。天皇ヒロヒト「Xデー」をめぐる状況で、それはいくつもつくられ、集会で大量に売れた。彼は仕事としてではなく、運動の仲間として気楽に表紙絵(あるいは文字などのデザイン)を描いてくれた。そのNo.1~No.8までを一冊にまとめて本がつくられている。『「昭和・平成・非国民」運動』(軌跡社、社会評論社発売)がそれだ。Xデー状況の中で、広く読まれた貝原本は『漫文漫画 ショーは終っテンノー』(社会評論社)である。この本は社会評論社の社主と貝原と私の三人で酒をのみながらの勢いで企画された。天皇の死の直前につくられたこの不敬漫画とパロディ文(私も書いた)の本は、実にあの状況にマッチして、全国の書店に大量に配本された(社主が興奮しすぎて刷り過ぎ騒ぎとなったことをよく覚えている)。私と彼の二人の本(絵・貝原、文・天野)の本もある。『戦後50年・100の肖像』(インパクト出版会)。こういうものをもっと作っておくべきだったと思う。インパクト出版会から出ている私の本『全共闘経験の現在』から始まり、『無党派運動の思想』へと続いている運動もの、『日の丸・君が代じかけの天皇制』にいたる反天皇制運動ものも、すべて貝原が装幀してくれた。