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出版ニュース社の本

発売月:2002/5/
 パピルスが伝えた文明(ぱぴるすがつたえたぶんめい)
ギリシア・ローマの本屋たち

判型:A5変 頁:233
定価:2700円(本体価格:2500円)
編著:箕輪成男 著 (みのわしげお)
ISBN:4-7852-0103-7 C3000
2000年前のローマ、2500年前のギリシアに大変な文明があった。書籍と出版の世界でもしかりである。本書はその紀元前5世紀と紀元1世紀という2つの歴史的断面を切り取り、書籍と出版について出版研究の立場から書かれたものである。現在デジタル化が進む社会で伝統的出版メディアが生き残れるかどうか試されている。その意味で書籍文化の存続を願い、存続を信ずる著者からの書籍文化へのエンコーミウム(讃辞)である。
本書は紀元前五世紀と紀元一世紀のギリシア・ローマの書籍と出版について出版研究の立場から書かれたもの
<目次>
1.プロローグ--今なぜ出版文明か
ギリシア・ローマに本屋があった
我々は出版について何を知っているか
「文明の装置」としての出版
民族・言語・文字
2.パピルスが伝えた文明
粘土板と竹簡
パピルス
羊皮紙(パーチメント)
パピルスから羊皮紙へ
3.著者
ヴェスヴィオ火山の噴火とプリニウス
著者はどのような人々であったか
4.作品(商品)
失われた作品たち
ヘルクラネウムの奇跡--パピルス再発見
オクシリンコス発掘物語
古代著述家の人気番付
メディア商品としての作品
5.読者
ITの寿命は五年か?
人口
リテラシー・教育・読書習慣
読者のフトコロ具合
6.ギリシアの本屋
口承から文字へ
本の成立
本屋の誕生
アテナイの読書生活
本の交易と普及
7.ヘレニズム地中海世界の本屋
地域的拡大
天下麻の如く
アレクサンドリア図書館と本屋
集書の量と内容
独創か模倣か
8.ローマの出版
パックス・ロマーナ
出版者?アッティクス
誰でも出版者になれる話
人格権としての著作権
ビブリオマニア(蔵書狂)
本が生まれるまで
絵入り豪華本と?古典籍?
ローマの焚書坑儒
略奪本で出来た図書館
ローマのゾッキ本
9.写本の経済
海舟のアルバイト
写本経済の特性--印刷は本を安くしたか?
コストと価格
プトレマイオスの夢
10.奴隷が支えた出版文明
貨幣と奴隷
ギリシア式タンス貯金の貨幣経済
八年間に百万人・カエサルの奴隷経済
11.エピローグ--出版文化と出版文明
一国内出版文明は可能か
自国語の全とりかえは可能か
本のない文明?
〔文明の装置--出版〕の研究
古代出版の社会コスト
ギリシアローマの古代グローバリズム
あとがき
主な参考文献

 

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